勉強や作業を後回しにしてしまう人向けの作業用音声SNS「Kachit」をデザインしました。
担当範囲
情報設計・UIデザイン
制作期間
2026年4月〜2026年6月
使用ソフト・技術
Figma
プロトタイプ

背景
BONOの課題として、勉強や作業を後回しにしてしまう人向けの作業用音声SNS「Kachit(カチット)」をデザインしました。
「Kachit」という名前については、やる気スイッチをカチッと押すようなアプリを作成したいという想いがありこういったアプリにしました。
Clubhouseを作業用途で使う事例に着想を得て、「誰かが頑張っている気配を感じながら作業できる」アプリを目指しました。

ユーザー

制作の流れ
各工程を行ったり来たりしながらデザインを作成しました。

サービス調査
ユーザーは「仕事で疲れて帰宅後、やる気が出ずに後回しにしてしまう人」です。
そういった状態のユーザーに対して、アプリを使うことで「軽やか・前向き・ワクワク」した気持ちになってほしいと考えました。
その気持ちをビジュアルで表現するために、「穏やか・生き生き」というテイストを意識してデザインしました。
参考にしたデザインテイスト

また同じような音声SNSアプリや、一部分だけでも参考にできそうなUIを収集してみました。
(個人情報が多かったので、一部UIにはモザイクをかけています)

デザイン作成
音声SNSの参考UIをもとにデザインを進めました。
音声SNSは言葉より音声がメインのサービスのため、一覧画面では音声コンテンツを前面に出した構成にしました。
またパターン出しの段階では、複数の案を比較しながら方向性を決めていきました。

作り直し
1度作成したUIに納得がいかず、最初から作り直しました。
最初に作成したデザインはバックグラウンド再生ができない形式になっており、「作業しながら音声を聴く」というKachitの本来の使い方ができない状態でした。
また全体的に見た目だけを意識したデザインになっており、使いやすさの観点が不足していました。
これらの問題を解消するため、設計から見直すことにしました。

デザイン
作り直した結果、以下のようなデザインになりました。

ライブ配信をメインに
Voicyのような既存の音声SNSは、収録済みのコンテンツを聴く形が主流です。しかし録音コンテンツでは「今この瞬間に誰かが頑張っている」という連帯感は得られません。
Kachitが解決したいのは「作業する際のやる気スイッチが欲しい」という気持ちのため、ライブ配信をメインとした構造にしました。
時間制限を設けた
ダラダラ続く配信は「いつ抜けようか」「どれくらい拘束されるか」という迷いを生みます。これを排除するため配信に時間制限を設け、終わりの見える安心感を作ることで参加のハードルを下げました。
残り時間の表現方法はいくつかパターンを検討し、最終的にクラウドファンディングサービスのCampfireにある達成度バーから着想を得たデザインにしました。
デザインのパターン出しも続行
ビジュアルの完成度を高めるために、UIの部品ごとに色々なデザインを作成しました。

振り返り
情報設計について
今回はビジュアル作成がメインの課題だったため、情報設計はあまり意識せずに進めていました。
しかし画面を作っていく中で、どこに何を置くかを整理しないまま進めると、見た目は作れても使いやすさが伴わないことに気づきました。
今後はビジュアル課題であっても、画面を作る前に情報の整理から始めるようにしたいと思います。
出張申請全般について
完璧を求めすぎてどこで終わればいいかわからなくなり、制作に2ヶ月ほどかかりました。
まず最低限の形で完成させてからブラッシュアップする順番で進めるべきだったと感じています。
今後は「一旦完成させる」ことを意識しながら制作を進めていきます。
